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本籍地と住所地ってちがうの??
本籍と住所についてですが、
これもよく間違えられやすいポイントです。
私の事務所で依頼を受ける時は、
基本的にこちらでほぼ全ての書類
(印鑑証明書を除く)を取得します。
その際に本籍をお伺いするのですが、
思いの外、本籍が分からないという方が多いです。
住所と勘違いされている方もいます。
(住所とまったく同じ場合もあります)
では、相続手続きに必要となる戸籍ですが、
請求の申請書に記入する情報は何でしょうか?
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当然のことながら、該当者の名前がまず必要です。
そして、本籍と筆頭者も必要となります。
その他、取得する戸籍の範囲(生まれた時まで遡る等)
も必要になってきます。
昔は免許証に本籍の記載があったのですが、
現在は個人情報保護の関係で、記載されません。
ですから、戸籍を取りに役所の窓口へ行く場合は、
請求する方の本籍を把握してから行く必要があります。
出直しになってしまうのは、避けたいですよね。
また、ちょっとした豆知識を一つ。
住所は、原則として生活の本拠となる場所ですが、
本籍は、国内であれば自由に決めることができます。
皇居や富士山頂を本籍にすることも可能です。
最も、住所と関係ない場所に置いてしまうと、
戸籍を取りに行くのが面倒になりますけどね。